2006年01月07日

簿記1級(会計学・理論編)問題15

(問題)
次の文章の正否を○×の符合で示しなさい。

(1)企業が選択した会計処理の原則および手続きを毎期継続して適用しないときは、同一の会計事実について異なる利益額が算出されることになり、財務諸表の期間比較性を困難ならしめ、この結果、企業の財務内容に関する利害関係者の判断を誤らしめることになる。

(2)原価主義の場合でも、製品原価については、適正な原価計算基準に従って、予定価格または標準原価を適用して算定した原価によることができる。

(3)生産高比例法は、期間を配分基準とする方法と異なり、生産高(利用高)に比例して償却する方法なので、航空機・自動車・埋蔵資源・山林等に適用される方法である。

(解答)
(1)○
(2)○
(3)×


(解説)
(1)「企業会計原則 注解3」参照

(2)「連続意見書 第四 第一 二」参照

(3)埋蔵資源、山林については、生産高比例法ではなく、減耗償却が適用されます。
減耗償却は、手続的には、生産高比例法と同様ではありますが、取得原価の費用配分手続としての減価償却とは異なります。
「連続意見書 第三 第一 六」参照
posted by 1級講師 at 21:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 会計学(○×理論編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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