2005年11月15日

簿記1級(会計学・理論編)問題3

(問題)
次の文章の正否を○×の符合で示しなさい。

(1)重要な後発事象は、次期以降の財政状態および経営成績に影響を及ぼすものであるが、中には、当期の財務諸表本体の修正を要するものもある。

(2)当期中の収入には、当期の収益に関係ある収入、前期の収益に関係ある収入、将来の収益に関係ある収入等が含まれていることがある。

(3)原材料のうち恒常在庫品として保有するものは、固定資産の部に記載する。

(解答)
(1)○
(2)○
(3)×


(解説)
(1)「注解1の3」参照
注解1の3からは直接的な修正を要するか否かは明らかではないが、理論的にも修正を要する場合があるとする考え方が一般的であり、また、現実的取扱いとしても修正を要することとされています。

(2)伝統的な損益計算は、収入および支出をもとに、発生主義の見地からの修正を行うことにより行われます。
当期の収入には、当期の収益だけでなく、前期や翌期の収益に関係のある収入が含まれることになります。
「損益計算書原則一A」参照

(3)原材料については、恒常在庫品として保有するものも固定資産の部ではなく、流動資産の部に記載します。
「企業会計原則 注解16」参照
posted by 1級講師 at 22:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 会計学(○×理論編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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